冒険日記

母の実家の墓参りを思い立ちました。

本当に突然に。

新見から車で約３時間ほど走った島根県の浅利にあります。

私が小学生の6年間、夏休みの３週間はこの浅利で過ごしていました。

朝から晩まで従兄弟たちと遊びまくってた思い出の地。

ゲーム『僕の夏休み』のチョーリアルワールド。

中学校になると塾とか行きだしたので

１週間も行かなくなり

祖父も祖母も他界してしまい、訪ねることもなくなりました。

アヤさんと結婚した年にお墓に報告に行ったのが最後で

二十数年ぶり。

ずっと気になってたんですよ。












和号だとわかりにくくなるので西暦表記。

アヤさんが

「ここはいい気が集まってる良いお墓だね」と。

ありがとう、ありがとう。

なんか嬉しい。




永いこと来てない私の罪悪感が少しだけ軽くなりました。

お参りの後

よく泳ぎに行っていた浜辺へ。

驚いたのは風力発電の風車が建設されていたこと。





風車が

十字架にも墓標にも見え

小学校の夏休みは

もう二度と戻ってこない現実を知る感じ。





さようなら。

さようなら。




おじさんたちのおかげで

浅利の家も無人ですが荒れていませんでした。


あの夏の日は二度と帰っては来ませんが

私の心の中には存在します。

だから楽しくて悲しい。

そして今が愛おしい。